㈱ハウスバンクWATARI

原発汚染水阻止、単純発想で、日本を救う。世界を救う。

 福島第1原発汚染水「海に流出の可能性」…平成25年8月22日東京電力発表。
原発汚染水が海洋に流出するのを喰い止める方法として、共有水面を広範囲に埋め立て汚染水が海に流れ込まないようにする。幸いにも遠浅瀬であるようなので、共有水面埋め立てに適しているのではないか。

 埋め立てでできた広大な土地に、汚染水の貯蔵タンクや濃縮した放射能水の長期保存施設を設けることで、長期的な放射能隔離が可能になる。又、放射能汚染土やあらゆる資材の保管庫建設や放射能汚染拡大を阻止することができる。
 石油やガスなどの資源は、仮に事故が起きても燃え尽きれば収束するが、原子力の場合は放射能の自然消滅に長い年月を要することから、長期に渡った対応が必要となる。

 原子力発電所から発生する放射性廃棄物の処理方法についてよく話題になるが、現在のところの有力な処理方として、地中深く埋め放射能の自然消滅を待つ方法しかないようだ。「始め良し、終りは最悪」である。原子力というエネルギー源は、人類が触れてはいけない火なのかもしれない。

 原発汚染水は最終的に濃縮して保管しなければならないが、原発に隣接した広大な海洋水面を埋め立てた場合、一時的な保管場所として適当な場所となる。民間地域より最も離れており、放射能汚染の懸念を最小限に抑えることができるのではないか。また、今後の廃炉や施設解体作業で多いに活用できる場所にもなる。

 重要なことは、海側に広大な埋め立て地を設けることで放射能汚染水の海洋流失を阻止できることである。
 福島第一原子力発電所では地下水に放射能汚染水が混入し、海洋へ流出しているのではと懸念されているが、埋め立て地にすることで地中深くコンクリートの地下水防御柵を施すことができる。埋め立て工事は通常外洋側から施工する。これで地中を掘り起こして基礎を施工する必要がなくなるため工期が短縮され、汚染水の流出を食い止められる可能性がより高くなる。

 最も危惧すべきことは、長期的に放射能汚染物質を拡散してしまうことで、日本のみならず世界中の人や生物に何らかの悪影響を与えてしまうことである。日本の農作物と魚介類を始め、日本のあらゆる生産物が放射能汚染されているというレッテルを貼られてしまい、不買運動や需要減少に繋がってしまうと、日本経済は多大な損害を受けてしまうだろう。放射能は数百年経っても消滅しない物質もあり、現在の技術では半永久とも言える長期的な影響は避けられない。仮に放射能汚染が発端の経済破綻が起こった場合、日本は二度と立ち上がれなくなるのではないか。
 
 公有水面を広大に埋め立てることで、放射能汚染水の海洋流出を引き伸ばし、その時間的猶予を汚染水流出の対策に充てることができる。これによって人々への心理的な安心を得ることは今後の原子力の取り扱いに大きな示唆を得るのではないか。
 人類は諦めることはない、必ず道はある。

平成25年8月23日

株式会社ハウスバンクWATARI代表取締役
渡慶次 明



2013年08月26日at 19:05 │Posted by 株式会社 ハウスバンクWATARI